はじめに
昭和20年以降に発生した気象災害(台風、風水害、雪害)のうち、死者・行方不明者数が100人以上の事例をまとめます。
一方、顕著な災害を起こした自然現象(火山、地震、気象)に対して気象庁は名称を定めています。気象災害(台風を除く)では顕著な被害(損壊家屋等1,000棟程度以上または浸水家屋10,000棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害、特異な気象現象による被害など)が発生した場合に、台風では顕著な被害(損壊家屋等1,000棟程度以上または浸水家屋10,000棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害など)が発生し、かつ後世への伝承の観点から特に名称を定める必要があると認められる場合に名付けられます。
名称の付け方は気象災害(台風を除く)では「元号年+月+顕著な被害が起きた地域名+現象名(豪雨、豪雪、暴風、高潮等)」で、台風では「元号年+顕著な被害が起きた地域・河川名+台風」が原則です。
この記事では、昭和32年(1957年)9月に被害をもたらした「昭和32年台風第14号」についてまとめます。この台風により宮古島と沖縄本島に大きな被害が発生しました。
台風の経路
昭和32年台風第14号は9月8日にマリアナ諸島近海で発生し、20日6時にはフィリピンの東で中心気圧が930hPa、最大風速が70m/sに達し、最盛期になりました。24日にバシー海峡の東方で北西進から北東進に転向するころは台風の勢力は大分弱まりましたが、南西諸島に沿って進むころから再び勢力が強まって進行速度を速め、25日夜に宮古島付近を、翌26日朝には沖縄本島の北西海上を通過し、その後、太平洋上を北東に進み、本州南岸の沖を通過しました。

台風の概要
南西諸島通過時の台風の勢力は、中心気圧が950hPa、最大風速が60m/sでした。
宮古島では最大風速が47.5m/s、那覇では最大風速が47.0m/sの猛烈な風を記録しました。
被害状況
この台風により、沖縄県で死者が52人、行方不明者が79人、負傷者が92人、住家の全壊が7,150棟、半壊が8,941棟、船舶の沈没・損壊等が230隻などの被害がありました。
まとめ
昭和32年台風第14号についてまとめます。



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