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日本の大雨は地球温暖化の影響?
近年、台風や集中豪雨による洪水や土砂災害などの水害のニュースが多くなったと感じられている方は多いのではないでしょうか。大雨は洪水や土砂災害の原因になり、さらに、農産物の被害や交通機関の混乱をもたらし、生活に大きな悪影響も与えることもあります。
また、頻発する集中豪雨やゲリラ豪雨は地球の温暖化により日本が亜熱帯化しているためと言われることもあります。
大雨に備えるにはまずは大雨を知ることです。このカテゴリーでは、大雨の発生メカニズムと、大雨にる災害についてまとめます。

大雨の発生メカニズム

大雨の基礎知識(1) 大雨の発生メカニズム
大雨には集中豪雨と局地的大雨があります。最近では線状降水帯による集中豪雨と、ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的大雨が注目を集めており、いずれも積乱雲の発達が原因です。線状降水帯による集中豪雨は積乱雲が次々と発生することにより発生します。
大雨による災害

大雨による災害(1) 洪水
洪水には外水氾濫と内水氾濫があります。外水氾濫は河川の水位が上がることにより発生します。内水氾濫には湛水型と氾濫型があり、湛水型は河川の水位が上がることにより、氾濫型は排水ポンプ施設の排水能力以上の雨が降ることで発生します。

大雨による災害(2) 土砂災害
大雨による災害の一つに土砂災害があります。土砂災害には大別すると土石流、地すべり、崖崩れ、火山災害があり、砂防堰堤、山腹工、渓流保全工、抑制工、抑止工、擁壁工、法枠工といった対策がなされています。また、火山活動や地震活動でも土砂災害が発生します。
過去に発生した大水害

災害をもたらした気象事例(1) - 枕崎台風 -
枕崎台風は室戸台風と伊勢湾台風に並ぶ「昭和の三大台風」のひとつです。
全体で死者が2,473人、行方不明者が1,283人、負傷者が2,452人、住家損壊が89,839棟、浸水が273,888棟などでした。
特に広島県での被害が甚大でした。

災害をもたらした気象事例(2) - 阿久根台風 -
阿久根台風は1ヶ月前に発生した枕崎台風と同じような経路だったため被害を拡大させました。
全体の被害は死者が377人、行方不明者が74人、負傷者が202人、住家損壊が6,181棟、浸水が174,146棟などでした。
特に兵庫県で大きな被害でした。

災害をもたらした気象事例(3) - カスリーン台風 -
カスリーン台風は日本に接近したときは衰弱しており、また、上陸をしなかったこともあり強風による被害は大きくありませんでした。
台風の接近により日本付近に停滞していた前線の活動が活発化し、関東地方と東北地方で大雨となり、甚大な被害をもたらしました。

災害をもたらした気象事例(4) - 低気圧 -
昭和23年9月の低気圧により九州北部で大雨となりました。
特に長崎県と佐賀県に大きな被害を与えました。
死者121人、行方不明者126人、負傷者317人、住家全壊391棟、半壊872棟、床上浸水246棟、床下浸水2,026棟などでした。

災害をもたらした気象事例(5) - アイオン台風 -
アイオン台風により前線の活動が活発になり、東北の太平洋側に大雨をもたらし、北上川や閉伊川が氾濫するなど前年のカスリーン台風の被害を上回る大災害になりました。
中心付近で風が強く、千葉県を中心に家屋の倒壊が多く発生しました。

災害をもたらした気象事例(6) - デラ台風 -
デラ台風により梅雨前線の活動が活発となり、九州、四国、近畿、東海などでは日降水量が200mm以上の大雨となりました。
九州から東北地方までの広い範囲で被害が発生し、特に鹿児島県で大きな被害となりました。
青葉丸が転覆し、多くの人が亡くなりました。

災害をもたらした気象事例(7) - ジュディス台風 -
ジュディス台風の影響により佐賀県で期間降水量が493.9mmに達するなど、九州では200~400mmの大雨になりました。
全体の被害は死者が154人、行方不明者が25人、住家の全壊が569棟などで、特に佐賀県で大きな被害が発生しました。

災害をもたらした気象事例(8) - キティ台風 -
キティ台風により、東海、関東、北日本の日本海側で暴風が吹き、山岳部では降水量が多くなりました。
関東地方では高潮が発生しました。
全体の被害は死者が135人、行方不明者が25人、負傷者が479人、住家の全壊が3,733棟などでした。

災害をもたらした気象事例(9) - ジェーン台風 -
ジェーン台風により大阪湾で高潮が発生し、船舶の被害や家屋浸水が発生しました。
台風の中心付近で非常に風が強く、四国東部、近畿、北陸、東海で暴風となりました。
全体の被害は死者が398人、行方不明者が141人、住家の全壊が19,131棟などでした。

災害をもたらした気象事例(10) - 低気圧と梅雨前線 -
昭和26年7月の低気圧により、九州を中心に大雨となりました。
京都府では平和池の決壊により多くの犠牲者が発生しました。
山口県では佐波川で洪水が発生しました。
全体の被害は死者が162人、行方不明者が144人、住家全壊が630棟他でした。

災害をもたらした気象事例(11) - ルース台風 -
ルース台風は鹿児島で強風や高潮による被害があり、山口県と広島県を中心に大雨による甚大な被害になりました。
全体の被害は死者・行方不明者が971人、住家の全壊が26,778棟などでした。
特に山口県の錦川流域で大きな被害でした。

災害をもたらした気象事例(12) - ダイナ台風 -
ダイナ台風は規模は小さかったものの、中心付近では風、雨共に強くなりました。
九州から関東の太平洋側を中心に広い範囲で大雨による被害が発生しました。
全体の被害は死者・行方不明者が136人、住家の全壊が52棟、床上浸水が4.021棟などでした。

災害をもたらした気象事例(13) - 梅雨前線 -
昭和27年7月の梅雨前線により近畿地方を中心に大雨になりました。
大阪南部の阪南市では鳥取池が決壊し桑畑地区では水位が3mにも達して死者・行方不明者は同地区の人口の3分の1の51人と壊滅的な被害でした。
全体の被害は死者が67人などでした。

災害をもたらした気象事例(14) - 梅雨前線 -
昭和28年6月の梅雨前線により九州北部を中心に大雨となり、「昭和28年西日本大水害」と呼ばれる災害になりました。
筑後川流域では122ヶ所で破堤して洪水となり、死者数が147 人でした。
熊本県では白川が氾濫し、死者・行方不明者が422人でした。

災害をもたらした気象事例(15) - 南紀豪雨 -
梅雨前線による豪雨が和歌山県北部を襲い、有田川や日高川の堤防が決壊し、大災害になり、「南紀豪雨」や「紀州大水害」と呼ばれています。
全体の被害は死者が713人、行方不明者が411人、住家全壊が7,704棟、床下浸水が66,202棟などでした。

災害をもたらした気象事例(16) - 南山城の大雨 -
寒冷前線による局地的豪雨が京都府南部から滋賀県南部さらに三重県西部を襲い、河川の氾濫や土石流が発生する大災害になりました。
全体の被害は死者が290人、行方不明者が140人、住家の全壊が893棟、床上浸水が6,222棟などでした。

災害をもたらした気象事例(17) - 昭和28年台風第13号 -
昭和28年台風第13号は志摩半島に上陸し、知多半島に再上陸し、飯田市、新潟の東を通り、三陸沖に抜けました。
近畿地方を中心に甚大な被害になりました。
全体の被害は死者が393人、行方不明者が85人、住家の全壊が8,604棟などでした。