災害をもたらした気象事例(4) - 低気圧 -

災害をもたらした気象事例(4) - 低気圧 - 大雨
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はじめに

昭和20年以降に発生した気象災害(台風、風水害、雪害)のうち、死者・行方不明者数が100名以上の事例をまとめます。

一方、顕著な災害を起こした自然現象(火山、地震、気象)に対して気象庁は名称を定めています。気象災害(台風を除く)では顕著な被害(損壊家屋等1,000棟程度以上または浸水家屋10,000棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害、特異な気象現象による被害など)が発生した場合に、台風では顕著な被害(損壊家屋等1,000棟程度以上または浸水家屋10,000棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害など)が発生し、かつ後世への伝承の観点から特に名称を定める必要があると認められる場合に名付けられます。

名称の付け方は気象災害(台風を除く)では「元号年顕著な被害が起きた地域名現象名(豪雨、豪雪、暴風、高潮等)」で、台風では「元号年顕著な被害が起きた地域・河川名台風」が原則です。

この記事では、昭和23年(1948年)9月11日から12日にかけて被害をもたらした「低気圧」についてまとめます。

概要

この低気圧は台湾付近から北東に進み、9月11日9時にチェジュ島の南に達し、夕方に朝鮮半島南部を通って日本海へ進みました。九州北部で大雨となり、長崎県と佐賀県で大きな被害が発生しました。

昭和23年9月11日の天気図
昭和23年9月11日の天気図(出典:気象庁ホームページ

9月11日~9月12日における期間降水量、最大日降水量、最大1時間降水量を、期間降水量が多かった順にまとめると下表になります(赤字はそれぞれの最高値)。

観測地点期間降水量(mm)最大日降水量(mm)最大1時間降水量(mm)
佐世保(長崎県佐世保市)434.4218.090.0
佐賀(佐賀県佐賀市)246.2152.841.6
福岡(福岡市中央区)181.8101.445.1
飯塚(福岡県飯塚市)153.093.328.6
長崎(長崎県長崎市)145.9139.323.0

被害状況

全体の被害は死者が121人、行方不明者が126人、負傷者が317人、住家全壊が391棟、半壊が872棟、床上浸水が246棟、床下浸水が2,026棟などでした。

まとめ

昭和23年9月の低気圧についてまとめます。

  • 低気圧により九州北部で大雨となりました
  • 特に長崎県と佐賀県に大きな被害を与えました

この記事は下記を参考にして作成しました。
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ

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