はじめに
天気予報やニュースで「台風の上陸」や「台風の接近」というワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
「台風の上陸」は、台風の中心が完全に本土(北海道、本州、四国、九州の4島)の陸上に達したことを言います。なお、台風の中心が小さい島や小さい半島を横切って短時間で再び海上に出る場合は、「台風の上陸」ではなく、「台風の通過」と言います。
一方、「台風の接近」は、台風の中心が、ある地点から300km以内に入ることを言い、「日本本土への接近」と言う場合は、北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近を指します。
年間の台風の平年値(1991年~2020年の30年平均)は、発生数が25.1個、接近数が11.7個、上陸数が3.0個です。
この記事では1981年〜1985年に日本の上陸もしくは接近した台風についてまとめます。

日本に上陸・接近した台風 1981年
1981年は台風の発生数が29個、接近数が8個、上陸数が3個でした。
1981年 台風第5号(上陸)
1981年の台風第5号は、6月17日21時に発生し、6月23日3時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1981年 台風第10号(上陸)
1981年の台風第10号は、7月28日15時に発生し、7月31日9時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風は7月31日に宮崎県に上陸後、熱帯低気圧になりました。
台風が上陸した宮崎県で被害があり、住家の全壊が1棟、半壊が9棟、一部破損が243棟、床下浸水が1棟でした。

1981年 台風第15号(上陸)
1981年の台風第15号は、8月16日15時に発生し、8月23日21時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風は8月23日に千葉県館山市付近に上陸し、東北地方から渡島半島を縦断し、23日に稚内の北西海上で温帯低気圧になりました。上陸前の22日から23日にかけて前線が通過したため、近畿以北では大雨になりました。
東海より北の広い範囲で強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が42人、負傷者が208人、住家の全壊が57棟、半壊が351棟、一部破損が5,433棟、床上浸水が7,512棟、床下浸水が29,910棟でした。

1981年 台風第4号(接近)
1981年の台風第4号は6月9日9時に発生し、6月15日3時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1981年 台風第8号(接近)
1981年の台風第8号は7月18日9時に発生し、7月20日9時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1981年 台風第9号(接近)
1981年の台風第9号は7月22日21時に発生し、7月23日15時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は20m/sでした。
7月21〜22日に台風が先島諸島付近を通り、沖縄県で暴風雨になり32軒の床下浸水の被害がありました。

1981年 台風第12号(接近)
1981年の台風第12号は8月3日9時に発生し、8月6日3時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は30m/sでした。
8月3日から4日にかけて前線が通過したため北海道の中央部から南部に大雨が降り、温帯低気圧が根室を抜けて北方に去ったため、北海道東部を中心とする一帯は5日夜半から6日朝にかけて強雨となり、死者・行方不明者が8人、負傷者が14人、住家の全壊が52棟、半壊が47棟、一部破損が88棟、床上浸水が6,115棟、床下浸水が20,986棟の被害がありました。

1981年 台風第18号(接近)
1981年の台風第18号は8月27日9時に発生し、9月4日3時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は8月30日から31日に南西諸島近海を通過し、東シナ海に進んだため南西諸島で暴風とり、四国や中部地方では台風の周辺を流れる南よりの湿った気流の影響で大雨となり、東北地方でも前線が停滞して大雨になりました。9月4日に山口県北西沖で温帯低気圧となり、北海道を通ってオホーツク海に抜けました。
台風から変わった低気圧により北海道と青森県で被害があり、死者・行方不明者が9人、負傷者が5人、住家の全壊が5棟、半壊が7棟、一部破損が17棟、床上浸水が150棟、床下浸水が669棟でした。

1981年 台風第22号(接近)
1981年の台風第22号は9月25日15時に発生し、10月3日3時に消滅しました。最低気圧は895hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風により伊豆諸島で暴風雨になり、住家の半壊が1棟、一部破損が10棟の被害がありました。

1981年 台風第24号(接近)
1981年の台風第24号は10月16日3時に発生し、10月23日15時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は45m/sでした。
前線の影響もあり、沖縄、九州南部と関東、東北南部で風雨が強まり、死者・行方不明者が4人、負傷者が13人、住家の全壊が16棟、半壊が15棟、一部破損が195棟、床上浸水が17,995棟、床下浸水が67,775棟の被害がありました。

1981年 台風第26号(接近)
1981年の台風第26号は11月19日15時に発生し、11月27日9時に消滅しました。最低気圧は905hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 1982年
1982年は台風の発生数が25個、接近数が9個、上陸数が4個でした。
1982年 台風第10号(上陸)
1982年の台風第10号は、7月23日15時に発生し、8月2日15時に消滅しました。最低気圧は900hPaで、最大風速は65m/sでした。
この台風は8月1日に渥美半島西部に上陸し、その後本州中部を北上して8月1日の朝には日本海に抜け、15時に温帯低気圧になりました。
台風の接近した7月31日には梅雨前線が関東の南海上から東方へのびて停滞していたため、近畿から東北南部にかけての広い範囲で強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が96人、負傷者が213人、住家の全壊が279棟、半壊が250棟、一部破損が2,837棟、床上浸水が24,461棟、床下浸水が90,472棟でした。

1982年 台風第13号(上陸)
1982年の台風第13号は、8月20日3時に発生し、8月28日9時に消滅しました。最低気圧は915hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は8月27日に宮崎県都井岬付近に上陸し、九州東部と山口県を縦断して日本海を北上し、28日に日本海西部で温帯低気圧になりました。
この台風により九州、四国、中国地方を中心に強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が7人、負傷者が30人、住家の全壊が11棟、半壊が4棟、一部破損が244棟、床上浸水が372棟、床下浸水が955棟でした。

1982年 台風第18号(上陸)
1982年の台風第18号は、9月6日9時に発生し、9月13日9時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は9月12日に静岡県御前崎付近に上陸し、関東・東北地方を通って13日には温帯低気圧に変わって北海道を通過しました。
この台風により東海地方以北で強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が38人、負傷者が186人、住家の全壊が144棟、半壊が40棟、一部破損が668棟、床上浸水が36,841棟、床下浸水が110,351棟でした。

1982年 台風第19号(上陸)
1982年の台風第19号は、9月16日21時に発生し、9月25日15時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は9月25日に愛媛県宇和島付近に上陸し、中国地方を通り、日本海で温帯低気圧になりました。
この台風により九州、四国、中国地方を中心に強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が4人、負傷者が12人、住家の全壊が10棟、半壊が3棟、一部破損が26棟、床上浸水が208棟、床下浸水が2,970棟でした。

1982年 台風第4号(接近)
1982年の台風第4号は5月18日9時に発生し、5月23日15時に消滅しました。最低気圧は945hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1982年 台風第5号(接近)
1982年の台風第5号は6月21日15時に発生し、6月27日15時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1982年 台風第6号(接近)
1982年の台風第6号は6月28日15時に発生し、7月3日21時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1982年 台風第7号(接近)
1982年の台風第7号は6月29日21時に発生し、7月2日3時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1982年 台風第9号(接近)
1982年の台風第9号は7月22日15時に発生し、7月30日15時に消滅しました。最低気圧は930hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1982年 台風第11号(接近)
1982年の台風第11号は8月6日9時に発生し、8月14日15時に消滅しました。最低気圧は920hPaで、最大風速は55m/sでした。
台風からの湿った空気の影響で宮崎、大分県の所々で大雨になり、死者・行方不明者が7人、負傷者が3人、住家の半壊が54棟、一部破損が26棟の被害がありました。

1982年 台風第14号(接近)
1982年の台風第14号は8月22日21時に発生し、8月31日21時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1982年 台風第15号(接近)
1982年の台風第15号は8月27日15時に発生し、9月6日9時に消滅しました。最低気圧は945hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風により伊豆諸島と小笠原諸島で暴風雨になり、住家の一部破損が6棟、床下浸水が6棟の被害がありました。

1982年 台風第21号(接近)
1982年の台風第21号は10月2日15時に発生し、10月9日9時に消滅しました。最低気圧は895hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風により伊豆諸島と小笠原諸島で暴風雨になり、住家の全壊が11棟、半壊が2棟、一部破損が49棟、床上浸水が1棟、床下浸水が4棟の被害がありました。

日本に上陸・接近した台風 1983年
1983年は台風の発生数が23個、接近数が5個、上陸数が2個でした。
1983年 台風第5号(上陸)
1983年の台風第5号は、8月5日15時に発生し、8月19日9時に消滅しました。最低気圧は895hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風は8月17日に渥美半島に上陸し、東海、関東を通り、18日に鹿島灘に抜けました。
台風が上陸した東海地方を中心に大雨による被害があり、死者・行方不明者が3人、負傷者が31人、住家の全壊が17棟、半壊が80棟、一部破損が96棟、床上浸水が939棟、床下浸水が5,749棟でした。

1983年 台風第10号(上陸)
1983年の台風第10号は、9月20日21時に発生し、9月28日15時に消滅しました。最低気圧は885hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風は9月25日から27日にかけて沖縄本島と宮古島の間を通り東シナ海を北上し、28日に長崎県に上陸しました。その後、九州を横断し、温帯低気圧となって南岸沿いに東に進みました。また、秋雨前線の活発化の影響も加わり、関東以西の広い地域で大雨や強風になりました。
この台風による被害は、死者・行方不明者が44人、負傷者が132人、住家の全壊が153棟、半壊が229棟、一部破損が958棟、床上浸水が11,176棟、床下浸水が57,999棟でした。

1983年 台風第6号(接近)
1983年の台風第6号は8月12日9時に発生し、8月15日15時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1983年 台風第7号(接近)
1983年の台風第7号は8月13日21時に発生し、8月15日21時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1983年 台風第8号(接近)
1983年の台風第8号は8月20日15時に発生し、8月26日3時に消滅しました。最低気圧は996hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1983年 台風第13号(接近)
1983年の台風第13号は10月8日9時に発生し、10月11日21時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風により伊豆諸島、東海、関東南部で暴風雨になり住家の全壊が1棟、一部破損が6棟、床下浸水が8棟の被害がありました。

1983年 台風第17号(接近)
1983年の台風第17号は11月1日9時に発生し、11月7日21時に消滅しました。最低気圧は895hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風により小笠原諸島で暴風雨になり、負傷者が6人、住家の全壊が30棟、半壊が24棟、一部破損が73棟、床上浸水が1棟、床下浸水が5棟の被害がありました。

日本に上陸・接近した台風 1984年
1984年は台風の発生数が27個、接近数が9個、上陸数が0個でした。
1984年 台風第2号(接近)
1984年の台風第2号は、6月20日3時に発生し、6月26日9時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1984年 台風第3号(接近)
1984年の台風第3号は、7月2日3時に発生し、7月4日21時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1984年 台風第7号(接近)
1984年の台風第7号は、7月26日9時に発生し、8月1日15時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風により奄美地方に暴風雨になり、住家の全壊が1棟、半壊が2棟、一部破損が51棟、床下浸水が32棟の被害がありました。

1984年 台風第8号(接近)
1984年の台風第8号は、8月6日15時に発生し、8月8日15時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1984年 台風第10号(接近)
1984年の台風第10号は、8月16日9時に発生し、8月22日21時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風により沖縄、九州、日本海側で暴風雨による被害があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が9人、住家の全壊が5棟、半壊が14棟、一部破損が236棟、床上浸水が144棟、床下浸水が491棟でした。

1984年 台風第15号(接近)
1984年の台風第15号は、9月27日21時に発生し、10月2日21時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1984年 台風第22号(接近)
1984年の台風第22号は、10月23日15時に発生し、10月31日3時に消滅しました。最低気圧は880hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風により小笠原諸島で暴風雨になり、住家の全壊が3棟、半壊が5棟、一部破損が44棟、床下浸水が1棟の被害がありました。

1984年 台風第26号(接近)
1984年の台風第26号は、11月15日9時に発生し、11月21日15時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1984年 台風第27号(接近)
1984年の台風第27号は、12月5日15時に発生し、12月11日9時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 1985年
1985年は台風の発生数が27個、接近数が9個、上陸数が3個でした。
1985年 台風第6号(上陸)
1985年の台風第6号は、6月25日15時に発生し、7月1日15時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は7月1日に静岡県田子の浦付近に上陸して関東地方を通り、その後北日本の東海上を北東に進みました。台風の接近に伴い、九州中部から四国、中部、関東にかけて停滞していた梅雨前線を刺激し、関東以西では大雨や強風に見舞われました。
ほぼ全国で浸水等の被害があり、さらに、関東地方を中心に強風による被害があり、死者・行方不明者が40人、負傷者が130人、住家の全壊が90棟、半壊が365棟、一部破損が2,874棟、床上浸水が5,441棟、床下浸水が54,080棟でした。

1985年 台風第13号(上陸)
1985年の台風第13号は、8月26日15時に発生し、9月1日21時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は8月30日に南大東島付近を通過して北上し、枕崎市付近に上陸して九州西部を通り、日本海を北東に進み、北海道南部に再上陸しました。
九州・北日本に被害があり、死者・行方不明者が32人、負傷者が381人、住家の全壊が78棟、半壊が408棟、一部破損が50,840棟、床上浸水が892棟、床下浸水が2,748棟でした(台風12号による被害も含む)。

1985年 台風第14号(上陸)
1985年の台風第14号は、8月28日9時に発生し、9月1日9時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風は8月30日に横須賀市付近に上陸して北東に進みました。
関東で被害があり、死者・行方不明者が3人、住家の一部破損が2棟、床上浸水が1棟、床下浸水が25棟でした。

1985年 台風第3号(接近)
1985年の台風第3号は、5月21日9時に発生し、5月26日21時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
台風が日本の南海上を北東進するに伴い梅雨前線も北上し、また、前線上に発生した低気圧が本州を北東進したために各地で大雨になり、和歌山県で住家の全壊が1棟、床上浸水が5棟の被害がありました。

1985年 台風第7号(接近)
1985年の台風第7号は、7月22日21時に発生し、8月2日21時に消滅しました。最低気圧は970hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1985年 台風第8号(接近)
1985年の台風第8号は、8月3日15時に発生し、8月11日9時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風により九州南部で暴風雨に、四国、近畿、東海の太平洋側で大雨になり、鹿児島県で住家の半壊が1棟、一部破損が118棟、床上浸水が1棟、床下浸水が15棟の被害がありました。

1985年 台風第9号(接近)
1985年の台風第9号は、8月12日3時に発生し、8月14日21時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風により沖縄、九州南部、四国、近畿、東海の太平洋側で大雨になり、住家の全壊が1棟、一部破損が5棟、床上浸水が1,317棟、床下浸水が576棟の被害がありました。

1985年 台風第10号(接近)
1985年の台風第10号は、8月16日9時に発生し、8月20日3時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風により南西諸島で大雨になり、床上浸水が18棟、床下浸水が79棟の被害がありました。

1985年 台風第11号(接近)
1985年の台風第11号は、8月18日3時に発生し、8月24日15時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風により南西諸島を中心に大雨になり、住家の一部損壊が6棟、床下浸水が1棟の被害がありました。

1985年 台風第12号(接近)
1985年の台風第12号は、8月24日9時に発生し、9月1日15時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は台風13号の影響により複雑な動きをし、九州南部をかすめて東シナ海に達した後に北東に進んで再び九州に接近し、対馬海峡を北に進んで日本海で熱帯低気圧となり、日本の東海上へ抜けて消滅しました。九州と北日本に被害があり、死者・行方不明者が32人、負傷者が381人、住家の全壊が78棟、半壊が408棟、一部破損が50,840棟、床上浸水が892棟、床下浸水が2,748棟の被害がありました(台風13号による被害も含む)。

1985年 台風第20号(接近)
1985年の台風第20号は、9月30日21時に発生し、10月5日21時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風により沖縄県・長崎県・高知県で大雨による被害があり、負傷者が35人、住家の全壊が9棟、一部破損が82棟、床上浸水が82棟、床下浸水が144棟でした。

1985年 台風第24号(接近)
1985年の台風第24号は、10月25日9時に発生し、10月31日21時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風により沖縄県で暴風雨になり、床下浸水が1棟の被害がありました。

まとめ
この記事をまとめます。
この記事は下記を参考にして作成しました。
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ
防災科研ホームページ
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