はじめに
日本は地震が多く発生する国であることは言うまでもありません。2000年から2009年の期間に全世界でM6.0以上の地震が1036回発生しましたが、日本で212回(約20%)発生しており、その多さは際立っています。しかし、80%は海外で発生しており、巨大地震による大きな被害も毎年のようにニュースになっています。
下図は2014年から2023年の期間に発生した震央分布図です。プレートの境界で大きな地震が多く発生していることがわかります。
この記事では、20世紀以降に日本を除く世界で発生した巨大地震や被害者が多かった地震をまとめます。
1921年から1930年に発生した地震
アタカマ地震(1922年)
1922年11月11日にチリのアタカマ沖で発生した地震です。地震の規模はM8.3で、死者は1,000人でした。チリ沿岸で大津波となり、かなりの被害が発生しました。ハワイ島とサモア島でも若干の被害がありました。日本にも津波が到達し、大船渡で家屋20棟が波に洗われました。
カムチャツカの地震(1923年)
1923年2月3日にカムチャツカで発生した地震です。地震の規模はM8.3で、津波が発生しました。
中国 四川省の地震(1923年)
1923年3月24日に中国の四川省で発生した地震です。地震の規模はM7.3で、死者は4,800人でした。
イランの地震(1923年)
1923年5月25日にイランで発生した地震です。地震の規模はM5.6ですが、死者は2,200人でした。
ミンダナオ島地震(1924年)
1924年4月14日にフィリピンのミンダナオ島で発生した地震です。地震の規模はM8.3でした。
大理地震(1925年)
1925年3月16日に中国雲南省の大理市で発生した地震です。地震の規模はM7で、死者が5,808人、負傷者が8,303人でした。
古浪地震(1927年)
1927年5月23日に中国の甘粛省で発生した地震です。地震の規模はM7.9で、死者は約40,000人でした。
メキシコの地震(1928年)
1928年6月17日にメキシコで発生した地震です。地震の規模はMs7.8でした。
チリの地震(1928年)
1928年12月1日にチリで発生した地震です。地震の規模はM8.0で、死者は225人でした。
コペトダグ地震(1929年)
1929年5月1日にイラン北部とトルクメニスタンの国境付近で発生した地震です。地震の規模はM7.2で、死者は5,800人でした。
イランの地震(1930年)
1930年5月6日にイラン西部のサルマスで発生した地震です。地震の規模はM7.3で、死者は2514人でした。
イルピニア地震(1930年)
1930年7月23日にイタリア南部のイルピニアで発生した地震です。地震の規模はM6.7で、死者は1,404人でした。
まとめ
この記事をまとめます。
この記事は下記を参考にして作成しました。
気象庁ホームページ
内閣府防災情報のページ
宇津徳治,2004,世界の被害地震の表(古代から2002年まで),宇津徳治先生を偲ぶ会,東京,電子ファイル最終版.
内閣府防災情報のページ
東北大学ホームページ
京都大学ホームページ
東北大学ホームページ
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