はじめに
天気予報やニュースで「台風の上陸」や「台風の接近」というワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
「台風の上陸」は、台風の中心が完全に本土(北海道、本州、四国、九州の4島)の陸上に達したことを言います。なお、台風の中心が小さい島や小さい半島を横切って短時間で再び海上に出る場合は、「台風の上陸」ではなく、「台風の通過」と言います。
一方、「台風の接近」は、台風の中心が、ある地点から300km以内に入ることを言い、「日本本土への接近」と言う場合は、北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近を指します。
年間の台風の平年値(1991年~2020年の30年平均)は、発生数が25.1個、接近数が11.7個、上陸数が3.0個です。
この記事では1991年〜1995年に日本の上陸もしくは接近した台風についてまとめます。

日本に上陸・接近した台風 1991年
1991年は台風の発生数が29個、接近数が11個、上陸数が3個でした。
1991年 台風第14号(上陸)
1991年の台風第14号は、8月30日9時に発生し、8月31日21時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風は小型で弱い勢力で8月31日に静岡県浜松市付近に上陸し、関東地方を通って本州東方海上に進み、釧路沖で温帯低気圧になりました。
東海から関東、東北で被害があり、死者・行方不明者が2人、住家の一部破損が3棟、床上浸水が20棟、床下浸水が295棟でした。

1991年 台風第17号(上陸)
1991年の台風第17号は、9月11日15時に発生し、9月14日21時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は9月13日に中型で強い勢力まで発達して沖縄本島を通り、14日に同じ勢力で長崎市付近に上陸し、急速に勢力を弱めながら北東から東北東に進み、山陰、北陸地方を経て、東北地方で温帯低気圧に変わり、太平洋に抜けました。
九州地方を中心に強風・大雨による被害が、また、台風と前線の影響で東海地方でも大雨による被害があり、死者・行方不明者が11人、負傷者が82人、住家の全壊が16棟、半壊が12棟、一部破損が909棟、床上浸水が756棟、床下浸水が2,363棟でした。

1991年 台風第19号(上陸)
1991年の台風第19号は、9月16日9時に発生し、9月28日15時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。27日16時過ぎに長崎県佐世保市の南に上陸した時の中心気圧は940hPaで歴代の第5位でした。
この台風は27日に佐世保市に上陸後、佐賀県中央部、福岡市付近、北九州市付近、山口県北西部を通過し、日本海へと進み、28日8時前に北海道へ再上陸後、北海道を横断してオホーツク海に抜けました。台風は非常に強い勢力で上陸し、勢力をほぼ維持したまま速い速度で北上したため、全国で猛烈な風となり、 那覇で最大風速が29.1m/s(最大瞬間風速は50.1m/s)、長崎県野母崎町で最大風速が45m/s、長崎で最大風速が25.6m/s(最大瞬間風速は54.3m/s)、広島で最大風速が36.0m/s(最大瞬間風速は58.9m/s)、石川県輪島市で最大風速が31.3m/s(最大瞬間風速は57.3m/s)、青森で最大風速が29.0m/s(最大瞬間風速は53.9m/s)などでした。また、 沖縄県喜屋武岬で9.54mの有義波高が観測されました。
この台風による主な被害は、死者が62人、負傷者が1,499人、住家の全壊・流失が506棟、半壊・一部破損が169,941棟、床上浸水が5,344棟、床下浸水が17,621棟でした。

1991年 台風第4号(接近)
1991年の台風第4号は、5月7日9時に発生し、5月17日12時に消滅しました。最低気圧は915hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1991年 台風第9号(接近)
1991年の台風第9号は、7月24日9時に発生し、7月30日21時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は40m/sでした。
沖縄・九州などで強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が5人、住家の全壊が2棟、半壊が4棟、一部破損が30棟、床下浸水が327棟でした。

1991年 台風第10号(接近)
1991年の台風第10号は、8月11日9時に発生し、8月18日21時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1991年 台風第12号(接近)
1991年の台風第12号は、8月16日9時に発生し、8月24日9時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風は8月21日から22日にかけて九州の南海上で最も発達して大型で並みの強さとなり、23日に大型で並みの強さで福江市付近を通過しました。
九州、東海から東北南部にかけて大雨による被害があり、死者・行方不明者が5人、負傷者が5人、住家の全壊が3棟、半壊が5棟、一部破損が17棟、床上浸水が113棟、床下浸水が1,339棟でした。

1991年 台風第13号(接近)
1991年の台風第13号は、8月28日6時に発生し、8月29日12時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は18m/sでした。
九州から東海にかけての太平洋側で大雨になり、宮崎県で床上浸水が1棟の被害がありました。

1991年 台風第15号(接近)
1991年の台風第15号は、9月3日3時に発生し、9月11日3時に消滅しました。最低気圧は935hPaで、最大風速は50m/sでした。
台風の接近に伴い関東南部で大雨による被害があり、住家の全壊が2棟、半壊が2棟、一部破損が46棟、床上浸水が13棟、床下浸水が147棟でした。

1991年 台風第18号(接近)
1991年の台風第18号は、9月15日21時に発生し、9月20日9時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は30m/sでした。
東海から関東にかけての広い範囲で大雨による被害があり、死者・行方不明者が12人、負傷者が26人、住家の全壊が39棟、半壊が27棟、一部破損が168棟、床上浸水が13,014棟、床下浸水が42,832棟でした。

1991年 台風第20号(接近)
1991年の台風第20号は、9月16日15時に発生し、10月2日9時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は、9月14日9時にフィリピン東方で熱帯低気圧として発生し、16日15時に台風になりました。台湾とフィリピン間を西へ進んだ後に反転して東に進み、再度反転して西に進み23日に台湾南部をかすめ、24日に南シナ海で南西に進路を変えました。26日15時にフィリピンの西の海上で勢力が衰えて熱帯低気圧になりましたが、28日12時に再度台風になり、29日に進路を北東に変え、10月1日に中国大陸に上陸し、2日9時に熱帯低気圧になりました。寿命は15.75日で(途中で熱帯低気圧になった2.125日を含む)、歴代第5位の長寿命台風でした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1991年 台風第21号(接近)
1991年の台風第21号は、10月4日9時に発生し、10月14日12時に消滅しました。最低気圧は930hPaで、最大風速は50m/sでした。
関東から東北の太平洋側で大雨・強風による被害があり、死者・行方不明者が3人、負傷者が12人、住家の全壊が8棟、半壊が17棟、一部破損が175棟、床上浸水が26棟、床下浸水が311棟でした。

1991年 台風第23号(接近)
1991年の台風第23号は、10月21日15時に発生し、10月31日9時に消滅しました。最低気圧は895hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1991年 台風第26号(接近)
1991年の台風第26号は、11月7日21時に発生し、11月12日21時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 1992年
1992年は台風の発生数が31個、接近数が11個、上陸数が3個でした。
1992年 台風第9号(上陸)
1992年の台風第9号は、8月2日9時に発生し、8月4日21時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第10号(上陸)
1992年の台風第10号は、8月4日3時に発生し、8月9日12時に消滅しました。最低気圧は935hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は8月7日に中型で非常に強い勢力で奄美大島を通過した後、8日に熊本県玉名市付近に中型の強い勢力で上陸し、九州北部、周防灘を経て山口県宇部市付近に再上陸し、中国地方を縦断して山陰沖に抜けた後、秋田県沖で温帯低気圧に変わりました。
西日本・北海道を中心に強風・大雨による被害があり、死者・行方不明者が7人、負傷者が76人、住家の全壊が26棟、半壊が83棟、一部破損が9,296棟、床上浸水が156棟、床下浸水が1,401棟でした。

1992年 台風第11号(上陸)
1992年の台風第11号は、8月6日15時に発生し、8月19日15時に消滅しました。最低気圧は930hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は8月18日に中型の弱い勢力で宮崎県と大分県境付近に上陸、山口県宇部市付近に再上陸し、山口沖で弱い熱帯低気圧になりました。
西日本の太平洋側を中心に大雨になり、鹿児島県で住家の一部破損が1棟の被害がありました。

1992年 台風第3号(接近)
1992年の台風第3号は、6月24日12時に発生し、7月1日6時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
沖縄で暴風雨になり、負傷者が1人の被害がありました。

1992年 台風第14号(接近)
1992年の台風第14号は、8月19日15時に発生し、8月21日9時に消滅しました。最低気圧は996hPaで、最大風速は18m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第15号(接近)
1992年の台風第15号は、8月26日9時に発生し、9月5日21時に消滅しました。最低気圧は920hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第16号(接近)
1992年の台風第16号は、8月28日3時に発生し、8月31日21時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第17号(接近)
1992年の台風第17号は、9月2日9時に発生し、9月12日9時に消滅しました。最低気圧は945hPaで、最大風速は45m/sでした。
台風が通過した北海道東部で大雨による被害があり、床下浸水が156棟でした。

1992年 台風第19号(接近)
1992年の台風第19号は、9月19日15時に発生し、9月25日00時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。
西日本から北日本の広い範囲で暴風雨になり、島根県で床下浸水が2棟の被害がありました。

1992年 台風第22号(接近)
1992年の台風第22号は、10月8日21時に発生し、10月18日9時に消滅しました。最低気圧は915hPaで、最大風速は50m/sでした。
沖縄と父島で暴風になり、沖縄県で床上浸水が2棟、床下浸水が2棟の被害がありました。

1992年 台風第25号(接近)
1992年の台風第25号は、10月18日3時に発生し、10月25日15時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第28号(接近)
1992年の台風第28号は、10月30日9時に発生し、11月8日3時に消滅しました。最低気圧は915hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第30号(接近)
1992年の台風第30号は、11月16日3時に発生し、11月30日9時に消滅しました。最低気圧は900hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1992年 台風第31号(接近)
1992年の台風第31号は、11月17日9時に発生し、11月22日6時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 1993年
1993年は台風の発生数が28個、接近数が3個、上陸数が6個でした。
1993年 台風第4号(上陸)
1993年の台風第4号は、7月20日9時に発生し、7月25日12時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風は7月25日に中型の弱い勢力で徳島県日和佐町付近に上陸し、勢力を弱めながら北西ないし北北西に進み、岡山県備前市付近に再上陸して日本海に抜け、隠岐諸島近海で温帯低気圧になりました。
東海から関東の南で大雨になり、東京都と神奈川県で床上浸水が15棟、床下浸水が10棟の被害がありました。

1993年 台風第5号(上陸)
1993年の台風第5号は、7月26日3時に発生し、7月28日3時に消滅しました。最低気圧は990hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風は7月27日にごく小さく弱い勢力で大隈半島に上陸、山口県徳山市付近に再上陸し、日本海に抜けました。28日に日本海中部で弱い熱帯低気圧となり、その後、温帯低気圧に変わりました。
台風が通過した九州・四国・中国地方および台風から変わった低気圧が通過した青森で被害があり、死者・行方不明者が4人、負傷者が8人、住家の全壊が5棟、半壊が1棟、一部破損が8棟、床上浸水が108棟、床下浸水が1,969棟でした。

1993年 台風第6号(上陸)
1993年の台風第6号は、7月28日15時に発生し、7月30日21時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風は7月29日に中型で並の強さで沖永良部島付近を通過した後、30日に長崎市付近に上陸し、対馬海峡を経て日本海に進み、日本海中部で温帯低気圧に変わりました。その後北東に進み、更に南東に向きを変えて三陸沖に進みました。
九州南部・四国などで大雨になり、負傷者が2人、住家の全壊が1棟、一部破損が11棟、床上浸水が7棟、床下浸水が22棟の被害がありました。

1993年 台風第11号(上陸)
1993年の台風第11号は、8月22日15時に発生し、8月28日15時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風は8月27日に中型で強い勢力で千葉県銚子市付近を通過し、本州の東海上を北北東に進み、28日に中型で並みの強さで北海道釧路市付近に上陸しました。そして、北海道東部を縦断した後にオホーツク海へ抜け、温帯低気圧に変わりました。
関東から東北南部の太平洋側で大雨による被害があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が2人、住家の全壊が1棟、一部破損が15棟、床上浸水が2,569棟、床下浸水が5,572棟の被害でした。

1993年 台風第13号(上陸)
1993年の台風第13号は、8月30日9時に発生し、9月4日21時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。9月3日の16時頃に鹿児島県薩摩半島南部に上陸した時の中心気圧は930hPaで、歴代の第3位でした。
この台風は九州南部を通り、愛媛県八幡浜市付近に再上陸、広島県福山市付近に再々上陸し、中国地方を横断後、山陰沖に抜けました。九州を中心に大雨が降り、宮崎県日之影町で540mm、大分市で414mm、臼杵市で370mm、鹿児島県垂水市で324mmの日降水量を観測しました。また、鹿児島県枕崎で最大風速が29.2m/s(最大瞬間風速は55.6m/s)、種子島で最大風速が29.8m/s(最大瞬間風速は59.1m/s)、宮崎で最大風速が27.4m/s(最大瞬間風速は57.9m/s)でした。
この台風による主な被害は、死者・行方不明者が48人、負傷者が396人、住家の全壊が336棟、半壊が1448棟、床上浸水が3,770棟でした。

1993年 台風第14号(上陸)
1993年の台風第14号は、9月7日3時に発生し、9月9日15時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風は9月9日にごく小さい弱い勢力で和歌山県南部に上陸し、長野県南部で温帯低気圧に変わり、日本の東海上に抜けました。
台風が上陸・通過した紀伊半島、中部地方で前線の影響もあり大雨による被害があり、住家の一部破損が1棟、床上浸水が2棟、床下浸水が113棟の被害でした。

1993年 台風第7号(接近)
1993年の台風第7号は、8月2日15時に発生し、8月11日18時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風は、8月9日には大型で非常に強い勢力で奄美大島付近を通過、10日にほぼ同じ勢力で長崎県平戸島付近を通過し、次第に勢力を弱めながら日本海を北東に進み、11日に同海域で温帯低気圧に変わりました。
九州南部を中心に甚大な被害があり、死者・行方不明者が8人、負傷者が32人、住家の全壊が47棟、半壊が57棟、一部破損が1,127棟、床上浸水が616棟、床下浸水が1,184棟でした。

1993年 台風第19号(接近)
1993年の台風第19号は、10月1日3時に発生し、10月8日21時に消滅しました。最低気圧は915hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1993年 台風第20号(接近)
1993年の台風第20号は、10月2日9時に発生し、10月9日3時に消滅しました。最低気圧は970hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風により鹿児島県で床下浸水が3棟の被害がありました。

日本に上陸・接近した台風 1994年
1994年は台風の発生数が36個、接近数が12個、上陸数が3個でした。
1994年 台風第7号(上陸)
1994年の台風第7号は、7月16日21時に発生し、7月26日6時に消滅しました。最低気圧は915hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は7月25日14時前に小型で並みの強さで高知県西部に上陸し、弱まりながら北西から西に進み、26日0時頃に関門海峡付近を通過し、6時に対馬海峡で弱い熱帯低気圧に変わりました。その後の動きは遅く、29日3時に東シナ海で消滅するまで九州の北西海上で持続しました。
この台風により、行方不明者が3人、住家の全焼が1棟、半焼が1棟、床上浸水が3棟、床下浸水が16棟の被害がありました。

1994年 台風第11号(上陸)
1994年の台風第11号は、7月29日15時に発生し、8月3日3時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第26号(上陸)
1994年の台風第26号は、9月19日3時に発生し、9月30日15時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は9月29日に大型で強い勢力で和歌山県南部に上陸し、近畿地方から北陸地方を通って日本海に進み、青森県の西の日本海で温帯低気圧に変わり、北海道を進みました。
紀伊半島を中心に西日本から北海道までの広い範囲で強雨・大雨による被害があり、死者・行方不明者が3人、負傷者が4人、住家の全壊が10棟、一部破損が531棟、床上浸水が525棟、床下浸水が2,136棟でした。

1994年 台風第2号(接近)
1994年の台風第2号は、5月13日9時に発生し、5月18日9時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第5号(接近)
1994年の台風第5号は、7月8日9時に発生し、7月12日3時に消滅しました。最低気圧は930hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第8号(接近)
1994年の台風第8号は、7月18日9時に発生し、7月25日3時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第12号(接近)
1994年の台風第12号は、8月2日21時に発生し、8月4日21時に消滅しました。最低気圧は990hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第13号(接近)
1994年の台風第13号は、8月3日3時に発生し、8月12日21時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風により沖縄で暴風雨になり、住家の全壊が19棟、一部破損が552棟の被害がありました。

1994年 台風第14号(接近)
1994年の台風第14号は、8月8日15時に発生し、8月16日21時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風により奄美で暴風雨になり、住家の半壊が2棟、一部破損が92棟、床下浸水が5棟の被害がありました。

1994年 台風第16号(接近)
1994年の台風第16号は、8月15日9時に発生し、8月22日15時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風により沖縄で暴風雨になり、負傷者が29人、住家の全壊が6棟、一部破損が94棟の被害がありました。

1994年 台風第17号(接近)
1994年の台風第17号は、8月24日21時に発生し、9月2日9時に消滅しました。最低気圧は955hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第21号(接近)
1994年の台風第21号は、9月6日9時に発生し、9月12日15時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第29号(接近)
1994年の台風第29号は、10月3日15時に発生し、10月12日12時に消滅しました。最低気圧は910hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風により沖縄・九州で暴風雨になり、負傷者が1人、住家の一部破損が1棟、床下浸水が6棟の被害がありました。

1994年 台風第31号(接近)
1994年の台風第31号は、10月18日9時に発生し、11月1日21時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風は10月16日に熱帯低気圧として発生し、18日9時に台風になりました。太平洋を西進後、フィリピンの東方海上で停滞・ループを描いた後に北東に進路を変え、11月1日21時に温帯低気圧になりました。寿命は14.50日で歴代第9位の長寿命台風でした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1994年 台風第34号(接近)
1994年の台風第34号は、10月31日21時に発生し、11月8日9時に消滅しました。最低気圧は910hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 1995年
1995年は台風の発生数が23個、接近数が4個、上陸数が1個でした。
1995年 台風第14号(上陸)
1995年の台風第14号は、9月16日15時に発生し、9月24日18時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風は9月23日に中型で強い勢力で石垣島付近を通過後、24日に中型で強い勢力で鹿児島県川内市付近に上陸、九州を横断し、小型で並みの強さとなって山口県下松市付近に再上陸しました。そして、日本海を北東に進み、青森県の西海上で温帯低気圧に変わりました。
九州と山口県に大雨による被害があり、負傷者が3人、住家の全壊が2棟、半壊が2棟、一部破損が86棟、床上浸水が197棟、床下浸水が1,256棟でした。

1995年 台風第3号(接近)
1995年の台風3号は、7月17日21時に発生し、7月24日21時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風で西日本の広い範囲で大雨になり、山口県で床上浸水が8棟、床下浸水が104棟の被害がありました。

1995年 台風第7号(接近)
1995年の台風7号は、8月22日3時に発生し、8月26日9時に消滅しました。最低気圧は990hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1995年 台風第12号(接近)
1995年の台風12号は、9月13日3時に発生し、9月18日3時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風により東海から関東の太平洋側で大雨・強風による被害があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が6人、住家の全壊が1棟、半壊が3棟、一部破損が127棟、床上浸水が3棟、床下浸水が30棟でした。

1995年 台風第13号(接近)
1995年の台風13号は、9月15日9時に発生し、9月22日3時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

まとめ
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この記事は下記を参考にして作成しました。
気象庁ホームページ
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防災科研ホームページ
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