はじめに
天気予報やニュースで「台風の上陸」や「台風の接近」というワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
「台風の上陸」は、台風の中心が完全に本土(北海道、本州、四国、九州の4島)の陸上に達したことを言います。なお、台風の中心が小さい島や小さい半島を横切って短時間で再び海上に出る場合は、「台風の上陸」ではなく、「台風の通過」と言います。
一方、「台風の接近」は、台風の中心が、ある地点から300km以内に入ることを言い、「日本本土への接近」と言う場合は、北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近を指します。
年間の台風の平年値(1991年~2020年の30年平均)は、発生数が25.1個、接近数が11.7個、上陸数が3.0個です。
この記事では2021年〜2025年に日本に上陸もしくは接近した台風についてまとめます。

日本に上陸・接近した台風 2021年
2021年は台風の発生数が22個、接近数が9個、上陸数が3個でした。
2021年 台風第8号(上陸)
2021年の台風第8号は、7月23日21時に発生し、7月28日15時に消滅しました。最低気圧は990hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風は、観測史上初めて宮城県に上陸し、岩手県から秋田県へと進みました。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第9号(上陸)
2021年の台風第9号は、8月4日9時に発生し、8月9日9時に消滅しました。最低気圧は984hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風は、鹿児島県に上陸後、宮崎県、大分県を進み、広島県に上陸後に温帯低気圧に変わりました。そして、温帯低気圧は日本海に抜け、秋田県、岩手県を通り、太平洋に抜けました。
この台風により、中国地方などを中心に大雨や強風になり、北広島町千代田地区に「緊急安全確保」が発表されました。また、台風から変わった温帯低気圧により青森県では河川が氾濫し「緊急安全確保」が発表されました。全体で死者・行方不明者が2人、負傷者が46人、住家の全壊が10棟、半壊が57棟、一部破損が463棟、床上浸水が27棟、床下浸水が134棟の被害でした。

2021年 台風第14号(上陸)
2021年の台風第14号は、9月6日21時に発生し、9月18日15時に消滅しました。最低気圧は905hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風は、東シナ海で複雑な経路を取った後に福岡県に上陸し、愛媛県と和歌山県に再上陸しました。福岡県への上陸は観測史上初めてのことでした。
この台風による被害は、負傷者が9人、住家の半壊が1棟、一部破損が55棟、床上浸水が46棟、床下浸水が183棟でした。

2021年 台風第2号(接近)
2021年の台風第2号は、4月14日3時に発生し、4月25日9時に消滅しました。最低気圧は895hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風は、統計史上5番目に最大風速の強い台風でした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第3号(接近)
2021年の台風第3号は、5月31日3時に発生し、6月5日15時に消滅しました。最低気圧は998hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第5号(接近)
2021年の台風第5号は、6月23日9時に発生し、6月28日3時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第6号(接近)
2021年の台風第6号は、7月17日21時に発生し、7月28日3時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第10号(接近)
2021年の台風第10号は、8月5日15時に発生し、8月10日9時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風は沖縄周辺で発生し、関東の南に接近後、温帯低気圧に変わりました。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第12号(接近)
2021年の台風第12号は、8月20日21時に発生し、8月24日9時に消滅しました。最低気圧は994hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第16号(接近)
2021年の台風第16号は、9月23日21時に発生し、10月2日9時に消滅しました。最低気圧は920hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風は、大型で非常に強い台風と強い勢力を維持したまま八丈島に接近し、関東の沿岸を通過しました。千葉県銚子市で41.8m/s、三宅島の坪田で41.7m/sなどの最大瞬間風速を観測し、千葉県いすみ市では「緊急安全確保」が、 勝浦市と御宿町では「避難指示」が発表されました。負傷者が21人、住家の一部破損が8棟、床上浸水が1棟、床下浸水が1棟の被害がありました。

2021年 台風第20号(接近)
2021年の台風第20号は、10月25日3時に発生し、10月29日21時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2021年 台風第21号(接近)
2021年の台風第21号は、11月30日9時に発生し、12月4日9時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 2022年
2022年は台風の発生数が25個、接近数が8個、上陸数が3個でした。
2022年 台風第4号(上陸)
2022年の台風第4号は、7月1日3時に発生し、7月5日9時に消滅しました。最低気圧は994hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風は、長崎県佐世保市付近に上陸後、西へ進み温帯低気圧に変わりました。進路の南側の四国などで大雨になり、高知県では線状降水帯が発生しました。
この台風による被害は、負傷者が1人、住家の全壊が2棟、一部破損が9棟、床上浸水が33棟、床下浸水が187棟でした。

2022年 台風第8号(上陸)
2022年の台風第8号は、8月11日21時に発生し、8月14日21時に消滅しました。最低気圧は996hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風は、伊豆半島に上陸し、関東南部を進んで太平洋に抜けました。この台風により、伊豆諸島北部に線状降水帯が発生しました。
この台風による被害は、死者・行方不明者が2人、負傷者が9人、住家の全壊が37棟、半壊が762棟、一部破損が352棟、床上浸水が1,539棟、床下浸水が4,725棟でした。

2022年 台風第14号(上陸)
2022年の台風第14号は、9月14日3時に発生し、9月20日3時に消滅しました。最低気圧は910hPaで、最大風速は55m/sでした。
この台風は、14日3時に小笠原近海で発生し、17日3時には大型で猛烈な強さまで発達し、18日19時頃に大型で非常に強い勢力で鹿児島県に上陸後、19日朝にかけて九州を縦断しました。その後、中国地方から日本海を進み、20日4時過ぎに新潟県に再上陸し、20日9時に日本の東で温帯低気圧に変わりました。鹿児島市付近に上陸時の中心気圧は940hPaで歴代の第5位でした。
この台風では次の8地点で最大風速の記録が更新されました(括弧内はそれまでの記録)。
島根県吉賀町 最大風速:16.8m/s(16.3m/s)
長崎県松浦市 最大風速:17.7m/s(16.5m/s)
佐賀県唐津市 最大風速:19.2m/s(16.8m/s)
熊本県益城町 最大風速:26.3m/s(26m/s)
熊本県あさぎり町 最大風速:19.9m/s(19m/s)
宮崎県小林市 最大風速:22.8m/s(22m/s)
宮崎県串間市 最大風速:22.9m/s(21m/s)
鹿児島県霧島市 最大風速:22.8m/s(20.4m/s)
また、次の35地点で最大瞬間風速の記録が更新されました(括弧内はそれまでの記録)。
兵庫県宍粟市 最大瞬間風速:27.1m/s(25.7m/s)
兵庫県姫路市 最大瞬間風速:33.7m/s(32.1m/s)
岡山県岡山市北区 最大瞬間風速:28.3m/s(24.7m/s)
岡山県玉野市 最大瞬間風速:30.3m/s(28.8m/s)
広島県三原市 最大瞬間風速:27.8m/s(27.3m/s)
島根県鹿足郡吉賀町 最大瞬間風速:29.3m/s(27.9m/s)
愛媛県四国中央市 最大瞬間風速:47.4m/s(34.5m/s)
愛媛県久万高原町 最大瞬間風速:28.4m/s(28.1m/s)
愛媛県鬼北町 最大瞬間風速:22.5m/s(20.3m/s)
高知県檮原町 最大瞬間風速:26.9m/s(22.1m/s)
高知県須崎市 最大瞬間風速:27.8m/s(25.9m/s)
山口県岩国市 最大瞬間風速:19.4m/s(18.2m/s)
福岡県宗像市 最大瞬間風速:29.3m/s(29.3m/s)
大分県豊後高田市 最大瞬間風速:32.5m/s(32.5m/s)
大分県杵築市 最大瞬間風速:27.4m/s(25.9m/s)
大分県国東市 最大瞬間風速:34.0m/s(31.9m/s)
大分県由布市 最大瞬間風速:29.8m/s(29.2m/s)
大分県竹田市 最大瞬間風速:26.0m/s(25.7m/s)
大分県佐伯市 最大瞬間風速:35.2m/s(33.3m/s)
大分県佐伯市 最大瞬間風速:50.4m/s(40.4m/s)
長崎県壱岐市 最大瞬間風速:32.7m/s(31.3m/s)
佐賀県唐津市 最大瞬間風速:44.1m/s(31.4m/s)
熊本県益城町 最大瞬間風速:38.1m/s(36.0m/s)
熊本県あさぎり町 最大瞬間風速:30.7m/s(25.8m/s)
宮崎県高千穂町 最大瞬間風速:29.8m/s(28.4m/s)
宮崎県日向市 最大瞬間風速:27.4m/s(26.7m/s)
宮崎県美郷町 最大瞬間風速:24.6m/s(22.5m/s)
宮崎県えびの市 最大瞬間風速:31.8m/s(28.6m/s)
宮崎県小林市 最大瞬間風速:41.1m/s(34.4m/s)
宮崎県串間市 最大瞬間風速:37.0m/s(36.0m/s)
鹿児島県霧島市 最大瞬間風速:39.6m/s(35.1m/s)
鹿児島県鹿屋市 最大瞬間風速:36.4m/s(31.6m/s)
鹿児島県志布志市 最大瞬間風速:37.0m/s(34.5m/s)
鹿児島県肝付町 最大瞬間風速:35.7m/s(33.7m/s)
鹿児島県屋久島町 最大瞬間風速:43.5m/s(42.6m/s)
この台風による主な被害は、死者・行方不明者が5人、負傷者が166人、住家の全壊が17棟、半壊が248棟、一部損壊が1,914棟、床上浸水が612棟、床下浸水が698棟でした。

2022年 台風第1号(接近)
2022年の台風第1号は、4月8日9時に発生し、4月15日21時に消滅しました。最低気圧は945hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2022年 台風第5号(接近)
2022年の台風第5号は、7月28日21時に発生し、8月1日3時に消滅しました。最低気圧は996hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風により暖湿気の流入したため各地でゲリラ豪雨が発生しましたが、被害はありませんでした。

2022年 台風第6号(接近)
2022年の台風第6号は、7月31日9時に発生し、8月1日21時に消滅しました。最低気圧は998hPaで、最大風速は18m/sでした。
この台風は沖縄周辺で発生し、済州島へ上陸しました。その後、湿った空気を東北から北陸に供給したため、新潟や山形で線状降水帯による大雨となり、大雨特別警報が発表されました。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2022年 台風第11号(接近)
2022年の台風第11号は、8月28日15時に発生し、9月6日21時に消滅しました。最低気圧は920hPaで、最大風速は55m/sでした。
台風本体の雨雲や活発化した前線により西日本と北海道で浸水などの被害があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が27人、住家の全壊が1棟、半壊が1棟、一部損壊が72棟、床上浸水が25棟、床下浸水が98棟の被害がありました。

2022年 台風第12号(接近)
2022年の台風第12号は、9月8日3時に発生し、9月16日9時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2022年 台風第15号(接近)
2022年の台風第15号は、9月22日9時に発生し、9月23日21時に消滅しました。最低気圧は1000hPaで、最大風速は18m/sでした。
この台風は最低気圧が1000hPaと弱い勢力でしたが、静岡県に観測史上1位の24時間積算雨量をもたらし、送電鉄塔の倒壊による停電や大規模な断水が発生しました。全体で死者・行方不明者が3人、負傷者が16人、住家の全壊が7棟、半壊が1,826棟、一部破損が1,878棟、床上浸水が5,037棟、床下浸水が3,913棟の被害でした。

2022年 台風第17号(接近)
2022年の台風第17号は、9月26日9時に発生し、9月29日21時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2022年 台風第18号(接近)
2022年の台風第18号は、9月28日21時に発生し、10月2日3時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 2023年
2023年は台風の発生数が17個、接近数が8個、上陸数が1個でした。
2023年 台風第7号(上陸)
2023年の台風第7号は、8月8日9時に発生し、8月17日15時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風は、和歌山県の潮岬に上陸後、兵庫県に再上陸しました。鳥取県には大雨特別警報が発表され、24時間で470mmの降雨が観測されました。
この台風による被害は、負傷者が68人、住家の全壊が4棟、半壊が14棟、一部破損が244棟、床上浸水が114棟、床下浸水が578棟でした。

2023年 台風第2号(接近)
2023年の台風第2号は、5月20日21時に発生し、6月3日9時に消滅しました。最低気圧は900hPaで、最大風速は60m/sでした。
この台風は本州に停滞する梅雨前線に湿った空気を送ったため、太平洋側の各地で線状降水帯が発生し、浸水などの被害が多発しました。降り始めからの雨量が平年の6月の月降水量の2倍を超えた地点もありました。
この台風による被害は、死者・行方不明者が8人、負傷者が49人、住家の全壊が21棟、半壊が536棟、一部破損が197棟、床上浸水が2,398棟、床下浸水が6,961棟でした。

2023年 台風第3号(接近)
2023年の台風第3号は、6月6日21時に発生し、6月12日21時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2023年 台風第6号(接近)
2023年の台風第6号は、7月28日9時に発生し、8月10日15時に消滅しました。最低気圧は930hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風は大型で非常に強い勢力に発達した後に沖縄本島の南を通過し、東へ移動した後に進路を北に変え、九州西岸を北上しました。
この台風により沖縄県北部では大雨になり、九州や四国で線状降水帯が発生して激しい雨が観測されました。この台風による被害は、死者・行方不明者が1人、負傷者が103人、住家の全壊が5棟、半壊が24棟、一部破損が249棟、床上浸水が30棟、床下浸水が115棟でした。

2023年 台風第10号(接近)
2023年の台風第10号は、8月25日3時に発生し、8月29日15時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2023年 台風第11号(接近)
2023年の台風第11号は、8月29日3時に発生し、9月5日9時に消滅しました。最低気圧は945hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2023年 台風第12号(接近)
2023年の台風第12号は、8月30日21時に発生し、9月3日9時に消滅しました。最低気圧は994hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2023年 台風第13号(接近)
2023年の台風第13号は、9月5日21時に発生し、9月8日21時に消滅しました。最低気圧は998hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風により、関東甲信地方や東北太平洋側では線状降水帯が発生して猛烈な雨が観測されました。死者・行方不明者が3人、負傷者が21人、住家の全壊が19棟、半壊が1,778棟、一部破損が479棟、床上浸水が794棟、床下浸水が3,331棟の被害でした。

2023年 台風第14号(接近)
2023年の台風第14号は、9月30日3時に発生し、10月9日15時に消滅しました。最低気圧は940hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 2024年
2024年は台風の発生数が26個、接近数が9個、上陸数が2個でした。
2024年 台風第5号(上陸)
2024年の台風第5号は、8月8日3時に発生し、8月12日15時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は30m/sでした。
この台風は、岩手県大船渡市付近に上陸し、熱帯低気圧に変わりました。岩手県で記録的な大雨になり、降り始めからの雨量が平年の8月の月降水量の2倍を超えた地点もありました。
この台風による被害は、住家の半壊が1棟、一部破損が2棟、床上浸水が1棟、床下浸水が51棟でした。

2024年 台風第10号(上陸)
2024年の台風第10号は、8月22日3時に発生し、8月30日21時に消滅しました。最低気圧は935hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風はマリアナ諸島付近で台風となり、奄美大島の東に達したところで急速に発達して中心気圧が950hPa、中心付近の最大風速が45m/sとなり、非常に強い勢力になりました。その後九州を北上し、四国で熱帯低気圧に変わりました。
台風による風と太平洋高気圧のもたらす南風の影響で、台風本体から遠く離れた関東地方南部から東海地方で顕著な大雨になり、宮崎市では竜巻と推定される突風が発生しました。さらに、鹿児島県の一部地域に高潮特別警報を発表されました。この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第1号(接近)
2024年の台風第1号は、5月25日21時に発生し、5月31日3時に消滅しました。最低気圧は970hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第3号(接近)
2024年の台風第3号は、7月20日9時に発生し、7月27日3時に消滅しました。最低気圧は935hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風から梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込み、山形県・秋田県・北海道北部で記録的な大雨になりました。この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第7号(接近)
2024年の台風第7号は、8月12日21時に発生し、8月19日9時に消滅しました。最低気圧は950hPaで、最大風速は45m/sでした。
この台風が関東へ最接近した時点でも最低気圧950hPaを維持しており、最大風速も45m/sと非常に強いものでした。負傷者が4人、住家の一部破損が7棟、床下浸水が1棟の被害がありました。

2024年 台風第9号(接近)
2024年の台風第9号は、8月18日21時に発生し、8月21日9時に消滅しました。最低気圧は996hPaで、最大風速は20m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第13号(接近)
2024年の台風第13号は、9月10日21時に発生し、9月17日9時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は40m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第14号(接近)
2024年の台風第14号は、9月15日21時に発生し、9月21日15時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は23m/sでした。
この台風から変わった低気圧や秋雨前線に向かって暖かく湿った空により石川県能登では線状降水帯による猛烈な雨になり、令和6年9月能登半島豪雨と名付けられた災害になりました。
この台風による被害は、死者・行方不明者が17人、負傷者が47人、住家の全壊が82棟、半壊が597棟、一部破損が127棟、床上浸水が67棟、床下浸水が976棟でした。

2024年 台風第16号(接近)
2024年の台風第16号は、9月24日15時に発生し、9月26日15時に消滅しました。最低気圧は998hPaで、最大風速は18m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第17号(接近)
2024年の台風第17号は、9月27日9時に発生し、10月2日21時に消滅しました。最低気圧は980hPaで、最大風速は35m/sでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

2024年 台風第21号(接近)
2024年の台風第21号は、10月25日3時に発生し、11月1日21時に消滅しました。最低気圧は925hPaで、最大風速は50m/sでした。
この台風から変わった低気圧から非常に湿った空気が流れ込み、長崎県で線状降水帯が発生しました。この台風による被害は、死者・行方不明者が1人、負傷者が3人、住家の半壊が8棟、一部破損が4棟、床上浸水が152棟、床下浸水が537棟でした。

日本に上陸・接近した台風 2025年
2025年は台風の発生数が25個、接近数が9個、上陸数が3個でした。
2025年 台風第5号(上陸)
2025年の台風第5号は、7月13日3時に発生し、7月15日9時に消滅しました。最低気圧は985hPaで、最大風速は25m/sでした。

2025年 台風第12号(上陸)
2025年の台風第12号は、8月21日9時に発生し、8月22日9時に消滅した短寿命の台風でした。最低気圧は998hPaで、最大風速は20m/sでした。

2025年 台風第15号(上陸)
2025年の台風第15号は、9月4日3時に発生し、9月5日21時に消滅しました。最低気圧は992hPaで、最大風速は23m/sでした。

2025年 台風第2号(接近)
2025年の台風第2号は、6月23日15時に発生し、6月24日21時に消滅しました。最低気圧は1004hPaで、最大風速は18m/sでした。

2025年 台風第4号(接近)
2025年の台風第4号は、7月5日3時に発生し、7月9日9時に消滅しました。最低気圧は970hPaで、最大風速は35m/sでした。

2025年 台風第7号(接近)
2025年の台風第7号は、7月23日9時に発生し、7月25日15時に消滅しました。最低気圧は990hPaで、最大風速は20m/sでした。

2025年 台風第8号(接近)
2025年の台風第8号は、7月23日21時に発生し、7月31日9時に消滅しました。最低気圧は975hPaで、最大風速は35m/sでした。

2025年 台風第9号(接近)
2025年の台風第9号は、7月24日12時に発生し、8月4日15時に消滅しました。最低気圧は965hPaで、最大風速は40m/sでした。

2025年 台風第10号(接近)
2025年の台風第10号は、8月3日9時に発生し、8月6日9時に消滅しました。最低気圧は994hPaで、最大風速は18m/sでした。

2025年 台風第11号(接近)
2025年の台風第11号は、8月8日3時に発生し、8月14日15時に消滅しました。最低気圧は960hPaで、最大風速は40m/sでした。

2025年 台風第22号(接近)
2025年の台風第22号は、10月5日3時に発生し、10月10日21時に消滅しました。最低気圧は935hPaで、最大風速は50m/sでした。

2025年 台風第23号(接近)
2025年の台風第23号は、10月8日15時に発生し、10月15日3時に消滅しました。最低気圧は970hPaで、最大風速は35m/sでした。

まとめ
この記事をまとめます。
この記事は下記を参考にして作成しました。
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ
防災科研ホームページ



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