はじめに
天気予報やニュースで「台風の上陸」や「台風の接近」というワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
「台風の上陸」は、台風の中心が完全に本土(北海道、本州、四国、九州の4島)の陸上に達したことを言います。なお、台風の中心が小さい島や小さい半島を横切って短時間で再び海上に出る場合は、「台風の上陸」ではなく、「台風の通過」と言います。
一方、「台風の接近」は、台風の中心が、ある地点から300km以内に入ることを言い、「日本本土への接近」と言う場合は、北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近を指します。
年間の台風の平年値(1991年~2020年の30年平均)は、発生数が25.1個、接近数が11.7個、上陸数が3.0個です。
この記事では1961年〜1965年に日本の上陸もしくは接近した台風についてまとめます。

日本に上陸・接近した台風 1961年
1961年は台風の発生数が29個、接近数が12個、上陸数が3個でした。
1961年 台風第11号(上陸)
1961年の台風第11号は、7月28日15時に発生し、7月31日15時に消滅しました。最低気圧は980hPaでした。
この台風は7月31日12時に宮崎県南部に上陸し、15時には九州南西海上に抜けて熱帯低気圧になりました。
この台風により宮崎県で死者・行方不明者が9人、負傷者が3人、住家の全壊が7棟、半壊が6棟、一部破損が20棟、床上浸水が51棟、床下浸水が553棟の被害がありました。九州の西岸の被害が大きく、長崎港や有明海では高潮被害がありました。

1961年 台風第18号(上陸) 第二室戸台風
1961年の台風第18号(第二室戸台風)は、9月8日9時に発生し、9月18日3時に消滅しました。最低気圧は890hPaでした。
この台風は9月16日の9時過ぎに高知県の室戸岬の西に上陸し、その時の中心気圧は925hPa(歴代の第1位)でした。上陸前の12日から13日にかけては中心気圧が900hPa未満と猛烈な強さの台風でした。
暴風による被害が大きく、室戸岬で最大風速が66.7m/s(最大瞬間風速は84.5m/s以上)を観測したほか、大阪で最大風速が33.3m/s(最大瞬間風速は50.6m/s)、和歌山で最大風速が35.0m/s(最大瞬間風速は56.7m/s)、新潟で最大風速が30.7m/s(最大瞬間風速は44.5m/s)でした。
この台風による主な被害は、死者・行方不明者が48人、負傷者が396人、住家の全壊が336棟、半壊が1,448棟、床上浸水が3,770棟などでした。

1961年 台風第24号(上陸)
1961年の台風第24号は、10月5日3時に発生し、10月10日21時に消滅しました。最低気圧は895hPaでした。
この台風は10月10日8時に勝浦付近、9時に銚子の西を通って鹿島灘に抜け、21時に温帯低気圧になりました。
この台風により、死者・行方不明者が2人、負傷者が22人、住家の全壊が25棟、半壊が60棟、流失が3棟、一部破損が255棟、床上浸水が3,870棟、床下浸水が59,632棟の被害が関東南部を中心にありました。

1961年 台風第4号(接近)
1961年の台風第4号は、5月22日15時に発生し、5月28日15時に消滅しました。最低気圧は945hPaでした。
この台風から変わった温帯低気圧により北海道や東北地方で大雨被害があり、死者・行方不明者が7人、負傷者が106人、住家の全壊が84棟、半壊が353棟、一部破損が5,092棟、床上浸水が30棟、床下浸水が230棟でした。

1961年 台風第6号(接近)
1961年の台風第6号は、6月26日21時に発生し、6月27日15時に消滅しました。最低気圧は996hPaでした。
この台風により梅雨前線の活動が強まって太平洋側で大雨になり、負傷者が2人、住家の全壊が1棟、半壊が8棟、床上浸水が1,326棟、床下浸水が5,292棟の被害が愛知県と茨城県でありました。

1961年 台風第7号(接近)
1961年の台風第7号は、6月30日21時に発生し、7月2日21時に消滅しました。最低気圧は990hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1961年 台風第10号(接近)
1961年の台風第10号は、7月27日21時に発生し、8月3日15時に消滅しました。最低気圧は970hPaでした。
この台風により九州南部で暴風になり、死者・行方不明者が9人、負傷者が7人、住家の全壊が29棟、半壊が121棟、流失が1棟、一部破損が20棟、床上浸水が499棟、床下浸水が4,229棟の被害がありました。

1961年 台風第12号(接近)
1961年の台風第12号は、8月1日15時に発生し、8月1日21時に消滅した短命の台風でした。最低気圧は986hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1961年 台風第13号(接近)
1961年の台風第13号は、8月1日21時に発生し、8月8日15時に消滅しました。最低気圧は960hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1961年 台風第15号(接近)
1961年の台風第15号は、8月15日21時に発生し、8月18日3時に消滅しました。最低気圧は988hPaでした。
この台風は18日3時に熱帯低気圧となって宮崎付近に上陸し、19日3時に長崎県五島列島付近で消滅しました。
この台風により九州で被害があり、負傷者が5人、住家の全壊が2棟、半壊が16棟、床上浸水が427棟、床下浸水が1,950棟でした。

1961年 台風第17号(接近)
1961年の台風第17号は、8月30日3時に発生し、9月3日15時に消滅しました。最低気圧は996hPaでした。
この台風は熱帯低気圧として9月4日6時過ぎに室戸岬北西方に上陸し、徳島県から香川県東部を通って播磨灘に出て近畿地方西部から日本海に抜け、5日3時過ぎに函館北西方に上陸し、9時に釧路付近で消滅しました。
この台風により四国で被害があり、住家の半壊が3棟、床上浸水が41棟、床下浸水が494棟でした。

1961年 台風第20号(接近)
1961年の台風第20号は、9月9日15時に発生し、9月13日9時に消滅しました。最低気圧は910hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1961年 台風第22号(接近)
1961年の台風第22号は、9月26日15時に発生し、9月29日21時に消滅しました。最低気圧は980hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1961年 台風第23号(接近)
1961年の台風第23号は、9月28日3時に発生し、10月5日15時に消滅しました。最低気圧は925hPaでした。
台風がかすめた沖縄と温帯低気圧として上陸した北海道で被害があり、死者・行方不明者が31人、負傷者が11人、住家の全壊が1,635棟、半壊が3,757棟、床上浸水が4,203棟、床下浸水が5,175棟でした。

1961年 台風第26号(接近)
1961年の台風第26号は、10月24日3時に発生し、10月30日9時に消滅しました。最低気圧は970hPaでした。
この台風により岩手県で被害があり、負傷者が2人、住家の全壊が1棟、床上浸水が1棟、床下浸水が3棟でした。

日本に上陸・接近した台風 1962年
1962年は台風の発生数が30個、接近数が9個、上陸数が5個でした。
1962年 台風第7号(上陸)
1962年の台風第7号は、7月21日9時に発生し、7月28日9時に消滅しました。最低気圧は960hPaでした。
この台風は7月27日13時にすさみ付近より紀伊半島に上陸し、19時頃に奈良市の南20km、28日0時に彦根付近を通過し、28日6時に岐阜県西部(伊吹山付近)で熱帯低気圧になりました。
この台風により紀伊半島や東海地方で被害があり、死者・行方不明者が14人、負傷者が27人、住家の全壊が33棟、半壊が30棟、一部破損が32棟、床上浸水が1,524棟、床下浸水が12,134棟でした。

1962年 台風第9号(上陸)
1962年の台風第9号は、7月29日15時に発生し、8月4日3時に消滅しました。最低気圧は968hPaでした。
この台風は8月3日の夜半過ぎに北海道寿都町に上陸し、内浦湾を経て4日3時に胆振沖で温帯低気圧になりました。
この台風から変わった温帯低気圧により北海道で大雨被害があり、死者・行方不明者が29人、負傷者が14人、住家の一部破損が1,342棟、床上浸水が5,576棟、床下浸水が13,221棟でした。

1962年 台風第13号(上陸)
1962年の台風第13号は、8月15日15時に発生し、8月22日21時に消滅しました。最低気圧は975hPaでした。
この台風は8月21日23時頃に川内市と阿久根市の間に上陸し、22日12時には伊予灘に抜けて衰弱し熱帯低気圧になりました。その後、岡山県、近畿北部を、若狭湾を通り、23日3時に佐渡島を通過し、9時に一関付近に達して温帯低気圧となり北海道南方海上に抜けました。
台風が上陸した鹿児島県などで被害があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が8人、住家の全壊が33棟、半壊が54棟、一部破損が11棟、床上浸水が138棟、床下浸水が663棟でした。

1962年 台風第14号(上陸)
1962年の台風第14号は、8月20日15時に発生し、8月26日21時に消滅しました。最低気圧は950hPaでした。
この台風は8月26日4時に尾鷲の北東方に上陸し、亀山、彦根、琵琶湖北岸を通り、9時に福井付近に達しました。そして、10時には日本海に抜け、18時に能登半島の北に達して熱帯低気圧になりました。
この台風により東海地方で大雨・強風による被害があり、死者・行方不明者が5人、負傷者が45人、住家の全壊が135棟、半壊が318棟、一部破損が4,734棟、床上浸水が299棟、床下浸水が11,342棟でした。

1962年 台風第15号(上陸)
1962年の台風第15号は、8月25日21時に発生し、8月28日9時に消滅しました。最低気圧は990hPaでした。
この台風は8月28日3時に鹿児島県佐多岬付近に上陸し、6時に宮崎県南部に達して熱帯低気圧になり、9時に温帯低気圧になりました。
この台風により宮崎県で死者が1人の被害がありました。

1962年 台風第3号(接近)
1962年の台風第3号は、5月16日15時に発生し、5月23日3時に消滅しました。最低気圧は980hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1962年 台風第5号(接近)
1962年の台風第5号は、7月7日15時に発生し、7月11日9時に消滅しました。最低気圧は985hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1962年 台風第6号(接近)
1962年の台風第6号は、7月20日9時に発生し、7月24日15時に消滅しました。最低気圧は970hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1962年 台風第10号(接近)
1962年の台風第10号は、8月2日15時に発生し、8月9日15時に消滅しました。最低気圧は900hPaでした。
この台風から変わった温帯低気圧により北海道で大雨被害があり、死者・行方不明者が2人、負傷者が7人、住家の全壊が16棟、半壊が34棟、床上浸水が772棟、床下浸水が10,210棟でした。

1962年 台風第12号(接近)
1962年の台風第12号は、8月14日9時に発生し、8月23日15時に消滅しました。最低気圧は915hPaでした。
この台風により小笠原諸島・伊豆諸島で暴風雨になり、東京都と千葉県で住家の半壊が1棟、床下浸水が33棟の被害がありました。

1962年 台風第17号(接近)
1962年の台風第17号は、8月30日9時に発生し、9月7日15時に消滅しました。最低気圧は940hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1962年 台風第19号(接近)
1962年の台風第19号は、9月15日21時に発生し、9月16日9時に消滅した短命の台風でした。最低気圧は1002hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1962年 台風第24号(接近)
1962年の台風第24号は、10月23日3時に発生し、10月31日9時に消滅しました。最低気圧は955hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1962年 台風第28号(接近)
1962年の台風第28号は、11月8日3時に発生し、11月18日3時に消滅しました。最低気圧は900hPaでした。
この台風により沖縄・奄美・伊豆諸島などで暴風雨になり、鹿児島県、長崎県、東京都で死者・行方不明者が7人、住家の全壊が10棟、半壊が31棟、一部損壊が39棟、床上浸水が12棟、床下浸水が779棟の被害がありました。

日本に上陸・接近した台風 1963年
1963年は台風の発生数が24個、接近数が10個、上陸数が2個でした。
1963年 台風第3号(上陸)
1963年の台風第3号は、6月8日21時に発生し、6月14日15時に消滅しました。最低気圧は992hPaでした。
この台風は6月3日22時頃に宿毛市付近に上陸し、14日3時に鳥取付近を通過して日本海に抜け、東北地方北部に再上陸し、14日15時に温帯低気圧になりました。
この台風により通過した四国・中国地方で被害があり、死者・行方不明者が2人、負傷者が8人、住家の全壊が9棟、半壊が10棟、一部破損が20棟、床上浸水が184棟、床下浸水が1,274棟でした。

1963年 台風第9号(上陸)
1963年の台風第9号は、7月30日9時に発生し、8月10日21時に消滅しました。最低気圧は930hPaでした。
この台風は台風は8月9日13時過ぎに宮崎・大分県境に上陸し、10日3時に玄界灘に抜け、10日21時に熱帯低気圧になりました。
この台風の通過に伴い九州・四国・中国地方で被害があり、死者・行方不明者が29人、負傷者が46人、住家の全壊が102棟、半壊が211棟、流失が109棟、一部破損が1,640棟、床上浸水が8,040棟、床下浸水が17,126棟でした。

1963年 台風第2号(接近)
1963年の台風第2号は、6月1日15時に発生し、6月6日3時に消滅しました。最低気圧は978hPaでした。
この台風により前線が刺激されて関東・北陸から中国・四国の各地域で大雨による被害があり、死者が17人、負傷者が33人、住家の全壊が26棟、半壊が74棟、流失が11棟、一部破損が296棟、床上浸水が4,813棟、床下浸水が35,511棟でした。

1963年 台風第4号(接近)
1963年の台風第4号は、6月13日15時に発生し、6月20日15時に消滅しました。最低気圧は935hPaでした。
この台風の接近に伴い長崎県と佐賀県で被害があり、住家の全壊が1棟、半壊が74棟、一部破損が8棟、床上浸水が6棟、床下浸水が17棟でした。

1963年 台風第6号(接近)
1963年の台風第6号は、7月6日15時に発生し、7月9日9時に消滅しました。最低気圧は990hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1963年 台風第7号(接近)
1963年の台風第7号は、7月10日9時に発生し、7月18日15時に消滅しました。最低気圧は930hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1963年 台風第11号(接近)
1963年の台風第11号は、8月25日21時に発生し、8月29日21時に消滅しました。最低気圧は975hPaでした。
この台風が接近した東海から関東南部で大雨による被害があり、住家の半壊が1棟、一部破損が4棟、床上浸水が752棟、床下浸水が14,692棟でした。

1963年 台風第14号(接近)
1963年の台風第14号は、9月6日15時に発生し、9月14日3時に消滅しました。最低気圧は920hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1963年 台風第15号(接近)
1963年の台風第15号は、9月11日15時に発生し、9月13日21時に消滅しました。最低気圧は998hPaでした。
この台風により西日本の前線を刺激し大雨になり、宮崎県で住家の全壊が1棟、半壊が9棟、床上浸水が124棟、床下浸水が201棟の被害がありました。

1963年 台風第17号(接近)
1963年の台風第17号は、9月30日15時に発生し、10月5日3時に消滅しました。最低気圧は920hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1963年 台風第18号(接近)
1963年の台風第18号は、10月6日9時に発生し、10月12日9時に消滅しました。最低気圧は930hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1963年 台風第19号(接近)
1963年の台風第19号は、10月12日15時に発生し、10月20日9時に消滅しました。最低気圧は943hPaでした。
この台風により太平洋側でおおしけになり、静岡県と東京都で死者・行方不明者が1人、負傷者が14人、住家の半壊が1棟、一部破損が1棟の被害がありました。

日本に上陸・接近した台風 1964年
1964年は台風の発生数が34個、接近数が6個、上陸数が2個でした。
1964年 台風第14号(上陸)
1964年の台風第14号は、8月12日15時に発生し、8月25日9時に消滅しました。最低気圧は948hPaでした。
この台風は8月23日12時に枕崎に上陸し、24日3時に熊本市に達し、大分県、瀬戸内海、岡山県を抜け、兵庫県から日本海に入り、温帯低気圧になりました。そして、25日正午から夕刻にかけて奥羽中部を斜走し、夜に八戸市の東方洋上に去りました。
この台風が通過した西日本を中心に大雨になり、また、前線の影響で関東以北でも大雨になり、死者・行方不明者が22人、負傷者が23人、住家の全壊が86棟、半壊が229棟、流失が9棟、一部破損が756棟、床上浸水が1,231棟、床下浸水が7,923棟の被害がありました。

1964年 台風第20号(上陸)
1964年の台風第20号は、9月19日15時に発生し、9月26日3時に消滅しました。最低気圧は895hPaでした。
この台風は9月24日の17時頃に鹿児島県佐多岬付近に上陸し、その時の中心気圧は940hPa(歴代の第5位)でした。
24日に鹿児島県佐多岬付近に上陸後、宮崎市付近から日向灘に抜け、高知県宿毛市の北に再上陸し、瀬戸内海から若狭湾に抜け、さらに川内市の北方を通って三陸沖に抜けました。
屋久島(鹿児島県)では24日に最大風速が50.2m/s(歴代の第7位)を観測しました。
この台風による主な被害は、死者・行方不明者が56人、負傷者が530人、住家の全壊が3,184棟、半壊が7,175棟、流失が79棟、全焼が3棟、半焼が1棟、一部破損が60,828棟、床上浸水が9,388棟、床下浸水が35,363棟でした。

1964年 台風第5号(接近)
1964年の台風第5号は、7月2日21時に発生し、7月7日9時に消滅しました。最低気圧は960hPaでした。
台風から変わった温帯低気圧の影響で日本海側で大雨による被害があり、死者・行方不明者が17人、負傷者が13人、住家の全壊が6棟、半壊が41棟、流失が8棟、一部破損が106棟、床上浸水が3,786棟、床下浸水が17,251棟でした。

1964年 台風第7号(接近)
1964年の台風第7号は、7月11日21時に発生し、7月16日21時に消滅しました。最低気圧は995hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1964年 台風第9号(接近)
1964年の台風第9号は、7月26日9時に発生し、7月30日3時に消滅しました。最低気圧は980hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1964年 台風第11号(接近)
1964年の台風第11号は、7月28日9時に発生し、8月4日3時に消滅しました。最低気圧は930hPaでした。
この台風により九州南部で暴風雨になり、死者が1人、負傷者が20人、住家の全壊が18棟、半壊が55棟、一部破損が175棟、床上浸水が30棟、床下浸水が159棟の被害がありました。

1964年 台風第16号(接近)
1964年の台風第16号は、8月17日15時に発生し、8月19日9時に消滅しました。最低気圧は980hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1964年 台風第27号(接近)
1964年の台風第27号は、10月27日3時に発生し、10月30日9時に消滅しました。最低気圧は975hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

日本に上陸・接近した台風 1965年
1965年は台風の発生数が32個、接近数が10個、上陸数が5個でした。
1965年 台風第6号(上陸)
1965年の台風第6号は、5月22日21時に発生し、5月27日21時に消滅しました。最低気圧は976hPaでした。
この台風は5月27日12時頃に房総半島に上陸し、千葉市付近を通過して13時に銚子の北約30kmの海上に達し、18時に温帯低気圧になりました。
梅雨前線の影響もあり西日本から東日本の太平洋側の広い範囲で大雨による被害があり、死者・行方不明者が20人、負傷者が16人、住家の全壊が10棟、半壊が8棟、流失が1棟、一部破損が33棟、床上浸水が2,299棟、床下浸水が33,879棟でした。

1965年 台風第15号(上陸)
1965年の台風第15号は、7月31日15時に発生し、8月7日9時に消滅しました。最低気圧は940hPaでした。
この台風は8月6日4時に熊本県に上陸し、9時頃に周防灘を通り、10時頃に山口県に上陸し、12時には萩市の北方海上50kmに達し、7日9時に温帯低気圧になりました。
台風が上陸・通過した九州を中心に被害があり、死者・行方不明者が28人、負傷者が368人、住家の全壊が3,202棟、半壊が5,192棟、流失が3棟、一部破損が50,554棟、床上浸水が788棟、床下浸水が4,928棟でした。

1965年 台風第17号(上陸)
1965年の台風第17号は、8月15日15時に発生し、8月23日9時に消滅しました。最低気圧は940hPaでした。
この台風は8月22日19時過ぎに伊豆半島の南西海岸に上陸し、伊豆半島北部を通り、23日3時頃に東京南西部をかすめて北東に進み、23日6時には熱帯低気圧となり、9時に鹿島灘へ抜けました。
静岡県・関東・東北の太平洋側で大雨による被害があり、行方不明者が2人、負傷者が5人、住家の全壊が1棟、半壊が19棟、一部破損が285棟、床上浸水が1,294棟、床下浸水が16,115棟でした。

1965年 台風第23号(上陸)
1965年の台風第23号は、9月6日3時に発生し、9月11日9時に消滅しました。9月10日の8時頃に高知県安芸市付近に上陸した時の中心気圧は940hPaで歴代の第5位でした。
この台風は9月6日に沖ノ鳥島の東海上で発生し、10日に強い勢力で高知県安芸市付近に上陸し、上陸後もあまり衰えずに近畿地方を縦断して日本海を進み、10日に渡島半島南部に再上陸しました。室戸岬で最大風速が69.8m/s(最大瞬間風速は77.1m/s)、徳島で最大風速が35.8m/s(最大瞬間風速は67.0m/s以上)、洲本で最大風速が38.8m/s(最大瞬間風速は57.0m/s)でした。室戸岬での最大風速(69.8m/s)は歴代の第1位でした。
この台風による主な被害は、死者・行方不明者が73人、負傷者が883人、住家の全壊が1,234棟、半壊が2,916棟、流失が20棟、一部破損が59,266棟、床上浸水が8,152棟、床下浸水が41,474棟でした。

1965年 台風第24号(上陸)
1965年の台風第24号は、9月11日9時に発生し、9月18日15時に消滅しました。最低気圧は935hPaでした。
この台風は9月17日21時に三重県大王崎付近に上陸し、21時過ぎに愛知県渥美半島に再上陸し、23時に衰えて分裂を始め、本体が長野県飯田市に、副低気圧が長野市の東方30kmと浜松市の北方20kmの地点にできました。18日2時に本体が急速に衰弱し、北側にあった副低気圧に勢力が移り初め、18日3時には山形県酒田市の南南西70kmに達しました。18日5時には再び分裂し、7時頃に津軽海峡の東方洋上で台風の中心は1つにまとまりました。11時に浦河付近を北東進し、15時に知床半島に達して温帯低気圧になりました。
この台風は台風第23号の通過直後に縦断し、また、台風第25号と共に前線を刺激したため全国的に大雨による被害が顕著で、死者・行方不明者が107人、負傷者が330人、住家の全壊が409棟、半壊が662棟、流失が6,776棟、一部破損が50,554棟、床上浸水が43,082棟、床下浸水が208,738棟でした。

1965年 台風第8号(接近)
1965年の台風第8号は、6月2日3時に発生し、6月3日15時に消滅しました。最低気圧は995hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1965年 台風第9号(接近)
1965年の台風第9号は、6月13日9時に発生し、6月19日21時に消滅しました。最低気圧は935hPaでした。
台風の接近に伴い前線の活動も活発になり西日本の広い範囲で大雨による被害があり、死者・行方不明者が22人、負傷者が42人、住家の全壊が31棟、半壊が55棟、一部破損が357棟、床上浸水が3,041棟、床下浸水が19,799棟でした。

1965年 台風第10号(接近)
1965年の台風第10号は、6月23日21時に発生し、6月25日21時に消滅しました。最低気圧は996hPaでした。
この台風により太平洋側で大雨になり、和歌山県で床上浸水が65棟、床下浸水が200棟の被害がありました。

1965年 台風第13号(接近)
1965年の台風第13号は、7月23日3時に発生し、7月28日9時に消滅しました。最低気圧は970hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1965年 台風第16号(接近)
1965年の台風第16号は、8月3日21時に発生し、8月7日9時に消滅しました。最低気圧は990hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1965年 台風第18号(接近)
1965年の台風第18号は、8月14日15時に発生し、8月20日15時に消滅しました。最低気圧は950hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1965年 台風第25号(接近)
1965年の台風第25号は、9月14日15時に発生し、9月17日15時に消滅しました。最低気圧は980hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1965年 台風第26号(接近)
1965年の台風第26号は、9月17日9時に発生し、9月26日9時に消滅しました。最低気圧は986hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

1965年 台風第28号(接近)
1965年の台風第28号は、9月27日9時に発生し、10月5日15時に消滅しました。最低気圧は900hPaでした。
この台風により関東南岸と東北地方太平洋岸に激しい高波があり、死者・行方不明者が1人、負傷者が42人、住家の全壊が2棟、半壊が1棟の被害がありました。

1965年 台風第32号(接近)
1965年の台風第32号は、11月14日15時に発生し、11月26日15時に消滅しました。最低気圧は930hPaでした。
この台風による日本での被害はありませんでした。

まとめ
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この記事は下記を参考にして作成しました。
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ
気象庁ホームページ
防災科研ホームページ
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